お昼をスーパーで買って、公園へ行った。
おにぎりとサンドイッチ、それからコーヒーゼリー。 公園の駐車場でお昼を済ませる。
まだまだ陽射しは強いけれど、歩くなら少しでも涼しいところを、と木陰を選んで歩いた。

家を出る前、包括支援センターの人から連絡があった。
近くの図書館で、認知機能向上のための集まりがあるので、参加してみてはどうかという話だった。
たしかに、そういう集まりに参加できれば母にとっても良いのかもしれない。
でも、図書館へ行くには大通りを渡らなければならないし、家からも少し距離がある。
今は私が車で送っていけばいい。
でも、この先ずっと私が送っていけるとは限らない。
そう考えると、急に不安になった。
母に聞いてみた。
「図書館って、どこにあるか分かる?」
すると母は、
「分からない」
と言った。知らないはずないのに。
その一言が、なんだか引っかかった。
介護度が上がるかもしれないと言われているけれど、正直、私自身はそこまで大きく変わったようには感じていなかった。
毎日一緒にいるから、少しずつの変化には気づきにくいのかもしれない。
もしかしたら、介護度が上がるというのも妥当なのかもしれない。
そんなことを考えながら、公園を歩いた。
そして、ふと思った。
私が何でもかんでも手を出してきたから、母自身ができることまで、できなくしてしまったのではないか。
私が先回りして、全部やってしまった結果なのかな。
そんな考えまで頭に浮かんできた。
良かれと思ってやってきたことなのに、それが本当に良かったのか分からなくなる。
介護って、難しい。
手を出さなければ心配だし、手を出せば出したで、本人の力を奪ってしまうのではないかと思う。
母のためにと思ってやってきたはずなのに、何が正解なのか分からない。
公園の木陰を歩きながら、そんなことばかり考えていた。
今日はただ散歩をして、お昼を食べて、少し気分転換をするつもりだったのに。
なんだか、辛い。


コメント