もう少し待って欲しい

自分のこと

今日もお昼は、はま寿司。

母に「お昼、何が食べたい?」と聞いたら、即答で「お寿司」。

またか……と思いつつ、はま寿司へ向かう。

入店してから、シニア向けの割引があることを知った。これはありがたい。

ただ、正直なところ、お寿司は一皿ずつ食べる量を考えながら注文して、あとから栄養計算もしなければならないので、結構めんどくさい。

まあ、今の私には何をするにもめんどくさいんだけどね。

いつもなら、いろんな種類を食べさせてあげたいと思って、二人で一皿を分けたりしている。でも今日は、もういいや。母の分は母の分で注文することにした。

お会計の時に、シニア割引のパスポートが欲しいと店員さんに伝えると、免許証かマイナンバーカードの提示を求められた。

「え? なんでこんなのに身分証明がいるの?」

そう思いながら免許証を出しかけて、ふと気づく。母が近くに居ない。

店の外へ出ていこうとする母を呼び止め、指をさすと店員さんも納得。

そりゃそうだ。私が65歳以上に見えるわけないものね。

納得したところで、今度は母にイラッとする。

私を待たずに、いつも先に行ってしまう。

「先に行かないでね」と何度言っても覚えていない。

何度言っても同じことの繰り返し。

それにしてもこのパスポートはありがたい。

その後は、デザートを買いにスーパーへ。

私は個包装で、一度に食べ切れるサイズのものを選んでほしい。

でも母が選んだのは、4個入りの生ドーナツ。

昨日テレビで見たから食べたいらしい。

「2つは食べられないけど、本当にいいの?」

念を押して、買うことにした。

車の中でさっそく食べる母。

「美味しい」

嬉しそうに食べている。

私はというと、「結構、塩味効いてるなぁ……」なんて、そんなことばかり考えている。

食べたら、運動。

100均で買い物をしている間、母には一人で自由に歩いてもらう。

「万歩計つけてるから、今日は1000歩を目標にしてね」

そう伝えて、しばらくしてから母に声をかけた。

「何歩だった?」

「936歩」

いやいや。

「639歩だよ。3が逆じゃない?」

「あ〜、そっかぁ」

残念そうな母。

それでも、あと少し。

母の散歩用の帽子も選んでもらい、私は自分の買い物を済ませる。

帰りの車の中で、突然母が言った。

「デザート食べてないね」

「生ドーナツ食べたじゃない!」

「あ、デザートっていうと、ゼリーとかって頭があるから忘れてた」

なるほど……。

途中のセブンイレブンに寄って、アイスコーヒーを買う。

そして母、フタを開けずにそのまま口をつける。

……まあ、今日はそんな日。

昨日、母には「介護度が上がるかもしれない」と伝えた。

言わないほうがいいかな、とも少し迷った。

でも、介護度が変われば費用面なども変わってくる。本人にも関係することだから、共有しておいたほうがいいと思った。

母は、自分では以前と変わっていないと思っている。

だから、少しショックだったのかもしれない。

「また来年も認定があるんだから、良くなってたらまた変わるんだよ。だから頑張ればいいんじゃない?」

そう声をかけた。

良くなってほしいと思う。

できることなら、今の状態から少しでも戻ってほしい。

でも、少しずつ、確実に変わっていくのだと思う。

今日みたいな何気ない一日の中にも、それを感じる瞬間が増えてきた。

まだ、私には覚悟ができていない。

もう少し、このままでいてほしい。

もう少しだけ、待ってほしい。

そんなことを思いながら、今日も母と一日を過ごした。

セブンイレブンイレブンに行った時に見上げた空、飛行機が爽快に飛んで行く。

母と2人、飛行機雲だねと見上げた日だった。

🐼丸のひとこと:もう少し待ってほしいと思う気持ちも、ちゃんと大事な気持ち。焦らず、母との「今」を大切にしていこう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました