喜ぶ顔と健康、その間で

今日は母のいとこが遊びに来る日。

少しはきれいにしておかないとと思い、朝から部屋とトイレの掃除をする。ついでにテーブルの下のマットも洗うことにした。

すると床に何か落ちている。母の血圧の薬だった。

薬は毎回、お皿に私が薬をセットする。お皿には朝昼夜何個飲むか書いてある。私が出し間違えても母が気がつくように、実際に間違え置いた時に母が気が付いてくれたこともある。いつも飲む時には母が数えて飲んでいるはずなのに、なぜ床に? おそらく何錠かまとめて口に入れる時に落としたのだろう。

また母に少しきつく注意することになってしまった。本当は言いたくない。でも、薬だけは見過ごすわけにはいかない。

午後から来るとのことなので、お茶の準備をして、メロンを切って冷蔵庫へ。

出掛ける前には、 「今晩はお刺身にするから、おばさんがいろいろ持ってきても食べ過ぎちゃだめだよ」 と念を押して家を出た。

今日は特に目的もなくドライブ。

途中のセブンイレブンでアイスコーヒーとチョコスコーンを買い、いつもの道の駅へ向かう。

ところが道中から眠気がひどく、道の駅に着いても車から降りることなく、そのまま眠ってしまった。

目が覚めると、もう夕飯の買い物をしないと間に合わない時間。

急いで帰ろうとして、近道のつもりで知らない道へ入ったら見事に遠回り。急いでいる時ほど、こんなものだ。

スーパーではお刺身を買うつもりだったけれど、さんまが20%引きになっている。

「今日はこれにしよう。」

グリルを洗うのは面倒。でも、やっぱり丸ごと焼いたほうがおいしい。結局グリルを使うことにした。

旬ではない時期のさんまだったけれど、脂ものっていて、大根おろしと一緒に食べるととてもおいしかった。

それから「ゆばこんにゃく」というものも初めて買ってみた。

白くて薄いこんにゃくなのだけれど、見た目がどうも好みではない。味は悪くないけれど、これなら普通の刺身こんにゃくのほうが私は好きかな。

夕食を食べながらいつものように栄養計算。

今日はたんぱく質がかなりオーバーしてしまった。

母の喜ぶ顔が見たくて、つい食べさせたくなる。

でも病院なら、そんな気持ちは関係なく栄養計算された食事が出てくる。

喜んでもらいたい気持ちと、健康を守らなければいけない責任。

その間で毎日考えながら食事を用意している。

私がどれだけ悩んで献立を考えているか、母はきっと知らないのだろうな。

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