今日も出かける雰囲気ではなかったのか、母が一人で歩きに行くという。
それなら、ますます私も出かけなくていいかと思い始め、昼食も夕食も家にあるもので作ることにした。
先日の買い物で、母が卵を2パックも買ってきた。安いからと、賞味期限も考えずに買い物かごに入れたらしい。
家に帰って日付を確認すると、期限はそれほど長くない。
ここで「そんなにいらないよ」と言ってしまうと、良かれと思って買ってきた母の気持ちまで否定してしまうようで、なんとなく言い出せなかった。
というわけで、我が家には卵がたくさんある。
卵はおいしい。でも、おいしいからといって、食べたいだけ食べていいものでもない。
悩みながらも、昨日は味付け卵を作り置きして、少しずつ消費している。
母はタンパク質の摂取量に気をつけなければならないので、卵を献立に積極的に取り入れることはあまりない。卵を1個丸々使うことも、ほとんどないのだ。
でも、今日ばかりはそんなことも言っていられない。
朝食は卵サラダにした。そして夕食は、卵の野菜あんかけにすることにした。
この料理、卵が1個だけでは見映えがしない。
さて、どこまで使えるか。
母のタンパク質の摂取量を計算しながら、卵を計量する。使いたいだけ使えるわけではないので、なかなか悩ましい。
こんな細かいことをやっているなんて、母は思ってもいないだろう。
何も気にせず、使いたい材料を使って料理ができたら、どんなに楽だろうと思う。
それでも、限られた材料の中で、できるだけ普通の食事になるように工夫している。
そんな苦労もむなしく、母の反応はイマイチ。
まあ、そういう人だよね。
そんな一日だったが、昼間には母が一人で散歩に出かけた。
どのくらい歩いたのか、目安くらいは知っておきたいと思い、万歩計を持たせた。目標は1000歩。
帰ってきた母に「何歩だった?」と聞いてみると、表示は826歩だった。
すると、母はさっそく言い訳を始めた。
手首につけている万歩計は、杖をついているとカウントされないのだと、ぶつぶつ言っている。
いつまでも続く言い訳に、とうとう「言い訳が多いんだよ!」と言ってしまった。
私が母の立場だったら、帰れば娘に歩数を確認されることくらいわかっているのだから、せめて手だけでも振って、カウントを増やしておくけどなあ。
そのほうがお互いに平和に済むのに。
……なんて思うのは、私だけなのだろうか。
卵の消費に頭を悩ませ、食事の計算をし、散歩の歩数にまで一喜一憂する。
今日もまた、母のためにあれこれ考えて一日が終わっていく。
🐼 丸のひとこと:826歩でも、ひとりで歩いて帰ってきたのは立派。手を振って歩数をかせぐ作戦は、こっそり教えてあげてもいいかも(笑)。


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