もっちゅりんは甘かった。でも現実は甘くない。

自分のこと

今日は母をデイサービスへ送り出したあと、自分へのご褒美の日。
ショッピングモールへ向かったお目当てはフードコートのすき家。牛丼が食べたかった。普通のお店は一人では少し入りづらいけれど、フードコートなら気軽に利用できる。
歩いている途中、ミスタードーナツの前を通ると、なんともっちゅりんが売っている!
地元の駅前のミスドでは、9時から並んで10時の販売を待つ人たちを何度も見かけて、「そこまでして食べるのはちょっと…」と思っていた。そんなもっちゅりんが、まさかここで、それほど並ばずに買えるなんて。
もちろん並ぶ。
個数制限があるので自分の分しか買えなかったけれど、前の人たちのトレーにも、やっぱりもっちゅりんが2個ずつ載っている。私も「きなこ」と「みたらし」を1つずつ購入。いちごも食べたかったけど見当たらない。
まあ、3つ買えたら食べ過ぎてしまうし、これでちょうどいい。
念願のもっちゅりんを手に、今度はすき家へ。
ランチセットは600円とお手頃価格。

カウンター席に座って外を眺めながらいただく。
いつもは高菜明太牛丼ばかりだけど、今日は基本に戻る。シンプルだけどこれもおいしい。夢中で一気にかき込んでしまった。
「おいしかったぁ。」
食後はDAISOへ。私の生活にDAISOは欠かせない。ホワイトボードマーカーやマグネットなど、欲しかったものを無事購入できた。
そして、今日一番のお楽しみ。
もっちゅりんはコーヒーと一緒に食べたい。コンビニでアイスコーヒーを買い、車の中でいただく。
まずはきなこ。
「う、うまい。」
正直、少し甘く見ていた。
「たかがドーナツで、なんであんなに並ぶんだろう。」
そう思っていた自分を反省した。
やわらかくて、もちもちしていて、本当においしい。飲めそうなくらい軽くて、気が付けばあっという間になくなっていた。
続いてみたらし。
これもこの生地によく合う。
「もっと食べたい。」
そう思ったけれど、カロリーを考えて我慢。
でも、念願だったもっちゅりんを食べられただけでも、遠くまで来た甲斐があった。
そんなふうに今日は、小さな幸せをたくさん味わえた一日だった。
だけど、その楽しい時間と同じくらい、頭の中では別のことも動いていた。
牛丼の写真を撮ろうとスマホを見ると、一通の連絡が届いていた。
少し前から考え続けてきた、これからの働き方についての返事だった。
今までのような働き方はもうできない。
安定した収入を失う不安は大きい。それでも、母との生活やこれからのことを考え、自分はどう生きていきたいのかを何度も何度も天秤にかけた。
悩み続けた末に、私はひとつの大きな決断をした。
覚悟していたはずなのに、その返事を見たとき、人生が本当に次の章へ進むのだと実感した。
夕飯の買い物を済ませて帰宅すると、今度はポストに、現実を思い出させる通知が届いていた。
予想はしていた。でも、実際に手にすると、その重みが現実としてのしかかってくる。
会社に勤めていた頃は当たり前だったことが、実はどれほど支えられていたのかを、今になってしみじみ感じる。
今日は、おいしいものを食べて笑った日。
でも同時に、これからの生活やお金のことを考え、不安も何度も顔を出した日だった。
嬉しいことがあっても、不安が消えるわけではない。
不安があるからといって、嬉しい気持ちまでなくなるわけでもない。
今の私は、その二つの気持ちを行ったり来たりしながら前に進んでいるんだと思う。
通知をじっと眺めていると、外に車が止まる音がした。
母がデイサービスから帰ってきた。
急いで外へ迎えに出る。
お金の不安を母に話しても仕方がない。
母の前では、私がしっかりしないと。
今月は私の生活が大きく変わる月。
楽しい時間を大切にしながら、不安とも上手に付き合って、一歩ずつ新しい生活を築いていこうと思う。

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