母の「歩ける」を信じてみたけれど

母とのくらし

今日は母の認知機能向上教室の日。

あいにくの雨だ。

私が毎回付き添えるならいいけれど、そうもいかない。雨の日でも母が一人で行くこともあるので、今日は小降りだし、歩いて行くことにした。

ところが、思いのほか雨に濡れた。 靴の中までしっとりしている。

建物に着くと、担当の方が出迎えてくれた。

そこから1時間くらい、教室についての説明を聞いた。

計算をしたり、数字盤を使ったりするワークがあり、ほかにも人とのコミュニケーションをとることも認知機能の改善につながるらしい。

家で取り組むワークもあるとのこと。

これは……母にできるのか?

説明を聞きながら、そんなことを思っていた。

そして帰り。

さっきより雨が強くなっている。

「歩ける」と母が言うので、傘をさして建物を出た。

すると母は、右に曲がるところを左に曲がった。

入るときに通った場所なのに。

私は何も言わず、そのままついていくことにした。

母も何となく違和感はあったようだけれど、どんどん先に進んでいく。

家とは逆方向へ。

少し歩いたところで、なんと、さっきまでいた建物の正面入口まで戻ってきた。

母は「言ってくれればいいのに」と言う。

でも、それでは今の状態がわからない。

自分でどこまで判断できるのか、私は見ておきたかった。

とはいえ、雨の中を遠回りした分、母もしんどいし、私もしんどい。

「中で待ってて」と母に言い、私は車を取りに帰ることにした。

早歩きで家へ向かう。

雨に濡れて、だんだん寒くなってきた。 靴下まで濡れている。

急いで着替えて、車で母を迎えに行った。

私が心配しすぎなのかな。

それとも、今日は慣れない出入口から出たからなのかな。

ただ、家とは逆方向に歩いていってしまった母を見て、少し考えてしまった。

これから毎週、一人で行けるのかな。

ちゃんと行って、ちゃんと帰って来られるのかなぁ。

なんか疲れたし帰ってご飯作る気力もない。そのまま回転寿司へ行く。母の好きな物食べて元気だそう。

🐼 丸のひとこと:不安になる日があってもいい。今日はちゃんと無事に帰ってこられた、それで十分。

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