普通に過ごせる一日のありがたさ

夜中の1時。廊下の電気がついているのに気づいて下へ降りると、母が「お腹を下した」と言う。痛みはないとのことだったのでひとまず部屋に戻ったが、なかなか眠れなかった。
何が原因だろう。食べ物だろうか。脱水にならないだろうか。明日は眼科の予定だけれど、その前に消化器内科へ連れて行くことになるのだろうか――。そんなことばかり考えてしまい、頭の中は休まらない。
次に目が覚めたのは朝6時。しまった、食事の時間だと慌てて階段を降りたものの、よく考えたらまだ1時間早かった。
朝の母は食欲はあるものの、「少しでいい」と言う。でも、そういうわけにもいかない。胃に負担がかからないよう、野菜をやわらかく煮て卵を入れたおじやを作った。昼も同じように野菜をやわらかく煮て、うどんにした。
心配していたものの、その後は予定どおり午後に眼科へ行くことができた。
夜中には「また入院かもしれない」と頭をよぎった。でも、こうして普段どおり病院へ行けて、家に帰ってこられる。それだけでも十分ありがたいことなのだと思う。
今日はいつもより少しぼんやりして見えた。話しかけても聞き取れない様子もあり、つい不安になる。
そんな時ほど、自分に言い聞かせる。
イライラしちゃだめ。
普通に過ごせる一日が、当たり前ではないことを知っているから。今日はそんなことを改めて感じた一日だった。

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