やることはやる。でも、うんざりしている

昨日行った病院から電話があった。
最近、家の電話にかかってくるのはセールスか無言電話ばかりなので、つい無愛想に出てしまった。
先日受けた検査結果で、また別の病気の治療が必要になり、紹介状を書いてもらうことになった。1週間くらいかかると言われていたので、思ったより早い連絡だった。
母の昼食を用意して、病院へは私一人で向かう。外でお昼を食べようと思って家を出たけれど、病院に行って100円ショップで買い物をしていたら思いのほか時間が過ぎてしまった。
結局、お昼はドラッグストアでパンとカフェラテを買って、車の中で済ませる。
そこでふと思い出した。
昼にさす目薬をささずに家を出てきてしまった。
月曜日の処置に向けて1日4回。今朝、忘れないようにと早めに食卓へ準備しておいたのに、母は私が見ていない間に勝手につけてしまっていた。ちゃんとつけているか私にはわからない。以前も、前日の夜から翌朝分の薬を食卓に準備しておいたら、薬が飲まれていた。いつ飲んだのかわからない。ちゃんと指定された飲み方で飲んだのか確認できない。
私は、母の病気がここまで悪くなった原因の一つに、薬をきちんと飲めていなかったこともあると思っている。
でも、その頃の私は見て見ぬふりをしていた。
「よくこんなにたくさん薬を飲んでいるな」
それくらいにしか思っていなかった。床に薬が落ちていても、そこまで強く言わなかった。
母は「薬なんて飲めばいい」「少しくらい飲まなくても大丈夫」という考えだ。
私が管理するようになって初めて気付いた。
高齢者は、こんなにたくさんの薬を本当に管理できるのだろうか。
一包化されていても、毎食同じ薬ではない。週に1回だけ飲む薬もある。注射もある。
一人暮らしの高齢者は、これを一人でやっているのだろうか。
私は薬は決められた通りに飲んでこそ意味があると思っている。
だから母の「目の前にあるから飲む」という行動を見ると、どうしても気持ちが張りつめてしまう。
余裕があるときに準備しておきたいのに、見てない所で飲まれるから直前になってから出す。
バタバタしていれば忘れることだってある。
どうしてそうなるの?
なんで私の気持ちが伝わらないんだろう。
なんでそんなに適当なんだろう。
本当はもっと車の中でゆっくり過ごすつもりだった。
でも結局、「1回くらいいいか」とは思えなくて、急いで家へ戻った。
うんざりしながら帰った。
うんざりしても食事は作る。
言い合いになっても、お風呂には入れる。
やることは、やる。
でも、うんざりしている。
そんな気持ちだけが、少しずつ積もっていく。

昼に目薬をさす時間がズレ込んだから、4回目は23時にさす。

忘れないようにアラームをかけている。

私は何をやっているんだろう。

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